【M男・官能小説】義妹JK詩織の歪な思春期読書 1話|一つ屋根の下で

ゴールデンウィークが終わる夜の出来事だった。

僕は義妹である詩織が一生懸命勉強していることを知っていた。

”優等生は大変だなぁ(笑)”

といったわけで、僕は頑張っている詩織にデザートとコーヒーを持っていくことにしたのだ。

「詩織! 入っていいか?」

「…」

ん、あれっ!

電気をつけたまま寝ているのかな?

まあ、いいか。

詩織の部屋に入って机にでも置いておけば、勝手に食べるだろう。

ドアノブを捻り、詩織の部屋に入ると…。

「あれ? 詩織がいないぞ!」

僕は詩織の部屋を見渡すと衝撃的なものが、目に飛び込んできた。

こ、これは!

官能小説!!

優等生な詩織が、まさかこんな卑猥な書物を!!

何かの間違いだろうと思いたかった!

官能小説のカバーには、M男が調教されているマニアックなエロゲー風の絵。

しかも、妹に兄が調教されているものではないか!

心臓の鼓動が高鳴る。

僕は大変なものを見てしまったと思い、すぐに部屋を出ようと振り返ったら、そこには詩織が立っていた。

「ちょっと!! おにいちゃん! これは、違うの!」

詩織は驚きのあまり両こぶしを握り締め、僕を見つめている。

「ああ、これは、見間違いかなぁ~! そうだ! きっと、悪い夢なんだ!」

詩織は僕の方を掴んでゆすり、鬼の形相で何かを訴える。

「こ、これは! 道で拾ったものなの!」

詩織はドアを思い切り閉めて、机の官能小説を持って言い訳じみた説明を始めた。

⇒2話【官能小説に憧れて

⇒0話【詩織との出会い